浦和MF関根、後半ATに劇的同点弾! 名古屋はリーグ戦未勝利が「10」に伸びる

浦和 MF関根が劇的同点弾を記録【写真:Getty Images】
浦和 MF関根が劇的同点弾を記録【写真:Getty Images】

名古屋が2点を先行も追いつかれて2-2の痛み分け

 名古屋グランパスのリーグ戦10戦ぶりの勝利は最後の最後でお預けになった。4日のJ1リーグ第21節で浦和レッズのホームに乗り込んだ名古屋は、前半25分までに2点を奪い、浦和の反撃を1点に抑えていたが、後半アディショナルタイムに同点弾を決められ2-2の引き分け。リーグ戦の未勝利が10試合に伸びた。

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 第16節の延期分となった鹿島アントラーズ戦(1-1)から中3日の浦和は、スタメンを3人入れ替えた。鹿島戦で負傷交代したDFマウリシオのところにはDF鈴木大輔が入り、ボランチの一角には出場停止が明けたMF柴戸海、前線にはFWファブリシオが起用された。一方の名古屋はこれが中断明けの試合になり、約2週間ぶりのリーグ戦になった。

 立ち上がりにいきなり試合は動いた。名古屋は前半2分、左CKがファーサイドに流れたところでボールを持ったFW前田直輝が、対峙したMF青木拓矢をあっさりと縦にかわすと中央に速いボールを供給。これをMF和泉竜司が押し込んで先制した。

 さらに名古屋は同25分、FWガブリエル・シャビエルが左サイドで縦に突破して折り返すと、ファーサイドでフリーになった前田が難なく決めて2-0とリードを広げた。その後も名古屋はFWジョーと前田が1回ずつ1対1になる決定機を迎えたが、GK西川周作がファインセーブを連発してスコアは動かなかった。

 逆に良いところがなかった浦和は同アディショナルタイム、ペナルティーエリア内でMF関根貴大がFW武藤雄樹にショートパスをつなぐと、ファーサイドに上げたボールをFW興梠慎三がヘディングで決めて1点を返してハーフタイムを迎えた。興梠はこれがリーグ戦の今季9点目になった。

 後半に入ると、ビハインドの浦和がボールを保持する時間が長くなった。名古屋は奪ったボールを効果的につなげず、浦和が押し込む展開となり、同8分には立て続けにファブリシオが際どいミドルを放ったが同点ゴールとはならなかった。

 浦和の大槻毅監督はMF山中亮輔、MF長澤和輝、FW杉本健勇を段階的に投入して攻撃パターンに変化をつけながら反撃の手を打った。すると後半アディショナルタイム、名古屋のMFエドゥアルド・ネットが足をつって試合がストップした際に給水していたスキを突き、浦和がプレー再開の許可からすぐにスローイン。山中のクロスをMF関根貴大がヘディングで押し込み、土壇場の同点弾で2-2の引き分けで終わった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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