クラシコ惨敗は「人間性の問題」 イタリアの元悪童がベニテス監督を痛烈に批判

伊メディアの取材にマテラッツィ節が炸裂

 ワールドカップ決勝戦での印象的なシーンに、2006年ドイツ大会決勝でフランス代表MFジネディーヌ・ジダンがイタリア代表DFマルコ・マテラッツィに頭突きをして、レッドカードが提示されたシーンを挙げる人も少なくない。その当事者であるマテラッツィは、現在インドのチェンナイインで監督をしている。

 イタリアきってのバッド・ボーイとして知られた男が、イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」のインタビューに応じ、インテル時代に指導を受けた経験のあるレアル・マドリードのラファエル・ベニテス監督に対する批判を展開している。

 2001年から11年までインテルのDFとしてプレーしたマテラッツィが、ベニテスと監督と選手の関係だったのは2010年のわずか半年間。この間にクラブワールドカップの優勝も経験している。しかし、その関係は冷えきったものだった。マテラッツィはベニテスから信用されず、ほとんど起用されなかった。インドから久々に帰国したマテラッツィは、レアル・マドリードで苦境にあるベニテス監督の現状を、さも当然だと言いたげに語っている。

「まず間違いなく言えるのは、ナポリは“監督”を連れてきたということだね」

 昨季にベニテス監督が率いたナポリを引き合いに出すと、マテラッツィ節が鳴り響く。

 

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