久保のトップチーム起用有力は国王杯? レアルの“EU外選手保有人数”に現地紙が着目
国王杯とスーパーカップは外国人選手の上限なし 久保はレンタルの噂も報じられるが…
レアル・マドリードの日本代表MF久保建英はプレシーズンで印象的なプレーを見せ続け、トップチームでのプレーもあり得るのではないかと大きな期待を受けている。ただ、そのなかで大きな障壁となるのが、トップチームにおける「非EU外枠の国籍選手の保有人数」で、スペイン紙「AS」はチームを率いるジネディーヌ・ジダン監督の頭を悩ませる問題になっているとしている。
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「レアルはラ・リーガで許されている非EU加盟国の選手登録の数が超えていて、チームマネジメント上の“悪夢”の最中にいる」
このような入りで記事では現状をレポート。レアルはDFミリトン、FWロドリゴ・ゴエス、FWヴィニシウス(以上ブラジル)、MFフェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ)、そして久保の5人がEU外選手として在籍しているが、リーガはこのうち3人しか登録できない仕組みとなっている。スペイン語圏の出身であるバルベルデは今年4月にスペインとの二重国籍を取得するための動きを見せているものの、それはまだ長い期間がかかりそうだと見ている。
そのため2人はトップ登録から“こぼれ落ちる”状況だが、その2枠のカバーはBチームのカスティージャ(3部)、そしてU-19チーム(フベニールA)を駆使して解決しようと目論んでいるようだ。ヴィニシウスとロドリゴはカスティージャ、久保はU-19チームに登録することによって、各チームのEU外枠を解決しようとしている。
なお、1990年に作成されたスペインのスポーツ法律の下において、3人はスペイン国王杯とスペイン・スーパーカップでプレーできる状況となっている。この2大会については外国人選手枠の上限が設けられていないためだ。その一方で、UEFAチャンピオンズリーグに関してはリスト登録の基準に当てはまらない状況だという。
同紙の報道を踏まえると、久保らをトップチームで見られる可能性が高まりそうなのはスペイン国王杯となる。他クラブもレンタル移籍での獲得を狙っているとの噂もある久保だが、レアルはどんな形での登録で、育成していく方針を立てるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)