FIFA永久追放の可能性もあるプラティニ氏 汚職疑惑を追及される現状を「火あぶりの刑」と嘆く
来年の次期会長選出馬は絶望的に
FIFAから90日間の職務停止処分を受けているUEFAのミシェル・プラティニ会長がスイス司法当局などの追及を受け、来年のFIFA次期会長選出馬が絶望的な現状に「火あぶりの刑」と嘆いていることが明らかになった。フランス地元紙「ル・パリジャン」が報じている。
プラティニ氏と旧知の関係でラジオ局「ラジオ・フランス」のスポーツ部門の責任者、ジャケス・ベンドロー氏が同紙に語ったもの。
「単純に恥ずべきことだ。私はミシェルに電話した。彼は自嘲気味に語っていたよ。『君は私と話せて幸運だったね。私は火あぶりの刑に処せられる人間なのだからね』と」
ベンドロー氏はプラティニ氏の発言をこう紹介している。同じく90日間の職務停止処分を言い渡されたFIFAのゼップ・ブラッター会長とともに異議を申し立てたが、あっさりと却下された。
「FIFAの人間の話を聞いていると、プラティニはアル・カポネよりも悪人だ。彼は屈辱とともに生きることを強いられている」
禁酒法時代のシカゴの悪名高きマフィアであるカポネ以上に悪名を背負ったかつてのフランス代表の将軍に、ベンドロー氏は同情的な視線を送っていた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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