久保加入のレアル、スペイン人選手の減少を現地紙指摘 過去12年の最少人数で開幕へ
久保やロドリゴら“EU外枠選手”に注目が行く一方、地元スペインの選手は減少の一途
レアル・マドリードは、ジネディーヌ・ジダン監督の第2次政権が本格的に始動する2019-20シーズンが勝負の1年になると言っても過言ではない。そのなかで注目の選手として取り上げられているのはベルギー代表MFエデン・アザール、日本代表MF久保建英といった新加入選手である一方、スペイン人選手の減少が顕著だとスペイン紙「マルカ」が報じている。
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現在、クラブ公式サイトのトップチームに登録されているスペイン人選手は以下の通り、8人だ。
DF
ダニエル・カルバハル
セルヒオ・ラモス
ナチョ・フェルナンデス
アルバロ・オドリオソラ
MF
イスコ
FW
ルーカス・バスケス
マルコ・アセンシオ
ブラヒム・ディアス
ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデにスペインとの二重国籍取得の噂が立っているが、スペイン生まれのスペイン人については、近年にないほど“少数派”となっている。例えば、2013年夏の時点ではカルバハル、MFアシエル・イジャラメンディ(現レアル・ソシエダ)、イスコがレアルに加入し、ナチョ、FWアルバロ・モラタ(現アトレチコ・マドリード)、FWヘセ・ロドリゲス(パリ・サンジェルマン)がトップチームに昇格している。
またここ5シーズンで見てみると、10~13人のスペイン人選手が所属していたことを踏まえ、今季は明らかに少なくなっていることが分かる。それは今夏にMFマルコス・ジョレンテ(アトレチコ)、DFバジェホ(ウォルバーハンプトンにレンタル)、DFセルヒオ・レグイロン(セビージャにレンタル)、MFダニ・セバージョス(アーセナルにレンタル)と武者修行を含めて大量放出したことに大きな要因がある。
同紙は「もし今後スペイン人選手の獲得がないようであれば、ここ12シーズンにおいて最もスペイン人選手が少ないなかでのスタートとなる」とも記している。
久保やFWヴィニシウス、FWロドリゴ・ゴエスらといった“EU外枠選手”の登録に注目が集まるなかで、首都クラブは地元スペインの選手が減り、多国籍軍団としての傾向を強めていると言えるだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)