レアル久保の“処遇”は? バルサ贔屓紙のアンケートで1位となった「選択肢」とは?
1部クラブへの移籍が44.64%で1位 カスティージャでのプレーは3位にとどまる
レアル・マドリードの日本代表MF久保建英はプレシーズンのトレーニングや親善試合で溌剌としたプレーを見せ、マドリードを中心としたスペインメディアからの注目が上昇している。かつて下部組織に所属したバルセロナの贔屓紙である「ムンド・デポルティーボ」紙も同様のようで、久保の現状、そして今季どのクラブに所属するべきかのアンケートを採っている。
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同紙は「レアル・マドリードが今回のプレシーズンで生み出した“数少ない良い知らせ”は、タケフサ・クボがトップチームをかき回していることだ。18歳にもかかわらずジネディーヌ・ジダン監督の元で良好な動きを見せていて、なおかつ将来について“宙ぶらりん”になっている」と、バルサにとって宿敵であるレアルへの皮肉を利かせつつ、久保の躍動ぶりを伝えている。
「タケ(久保)はカスティージャ(レアルBチーム)でのプレーに向けて契約を結んでいる。実際、クラブ公式サイトを見ると、ラウール・ゴンザレス監督率いるチームの一員に名を連ねている。とはいえ彼の素晴らしい働きぶりを見れば、昨シーズンのヴィニシウスが前例としてあったように、セグンダB(3部リーグ)は彼にとって小さすぎる舞台となり、サンチャゴ・ベルナベウでの傘下にいるべきではとも考えられる」
久保がトップレベルでプレーするための条件として二つの選択肢が挙げられており、ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデがスペインとの二重国籍を取ってEU外枠を開けること、もしくはすでに数チームが手を挙げているという、他クラブへのレンタル移籍のいずれかを挙げている。ただし前者は18歳のブラジル人FWロドリゴ・ゴエスとの兼ね合い、後者はセグンダA(2部)昇格を狙うカスティージャからの離脱という側面があることを指摘している。
この記事とともに実施されている「マドリードはタケ・クボをどうすべきか?」というアンケートは、現地時間3日8時時点で以下の割合となっている。
・特別な位置づけでトップチームに登録 34.02%
・セグンダAのクラブに加入 5.63%
・リーガ1部のクラブに加入 44.64%
・カスティージャでプレー 15.7%
この割合を見る限り、投票者の約8割が“久保を1部で見たい”という意見のようだ。スペインからの注目も集まるなかで、クラブ側はどんな決断を下すのか。