記憶に残る数々のプレー

　7位も元ユナイテッドからの選出。現在レアル・マドリードでプレーするクリスティアーノ・ロナウドだ。「ロナウドが現在のようなゴールマシンへと変化を遂げたのは、オールド・トラッフォードでの最後の数年から」と紹介されている。変幻自在のドリブルでファンを魅了したロナウドだが、07-08シーズンに31得点を決めてプレミアリーグ得点王とゴールデンシューを初受賞。以降、決定力に磨きをかけていった。

　6位は4度のプレミアリーグ得点の実績を持つ元アーセナルのティエリ・アンリ。「アーセナルに加入し、地球上最高のストライカーとして才能が開花した」と絶賛されている。2000年の10月のユナイテッド戦でエリア外から決めた振り向きざまのシュートの衝撃はファンの間で今も語り草となっている。

　5位に入ったのは元ユナイテッドのFWディミタール・ベルバトフ。ブルガリア代表が世界に誇るストライアカーは10-11シーズンに20得点で得点王を獲得。そのボールタッチは華麗そのもので、トラップ一つで観客を沸かせることのできる圧倒的な技術を披露した。

　4位はかつてユナイテッドで背番号7を背負ったMFエリック・カントナ。スタンドのファンにカンフーキックをしたシーンなどが印象的な“キング”だが、4度のリーグ優勝、2度のFAカップ優勝に貢献。1996年のサンダーランド戦で決めたループシュートはまさに芸術の一言だった。

　3位は元チェルシーのFWジャンフランコ・ゾラ。フリーキックの名手として知られる元イタリア代表のゾラ。2003年にはファン投票で決まる「チェルシーの歴代最も偉大な選手」に選出された。「リーグ最高のディフェダーたちも、彼を止められなかった」と評されている。