チェルシー、CL勝利もテリーが負傷 敵地の劣悪なピッチにモウリーニョ激怒

酷かった芝の状態 前日練習ではラミレスも負傷

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、24日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)敵地マッカビ・テレアビブ戦で、主将のDFジョン・テリーが足首の故障で後半27分に途中交代を強いられたことに激怒している。英国営放送「BBC」が報じている。

 敵地サミー・オフェルスタジアムの芝の状況は劣悪だった。芝はめくれ上がり、ピッチのあちらこちらにモグラが掘り起こしたような跡ができた。モウリーニョ監督自身がタッチライン際にできた大穴を、足で修復するシーンもあった。

「ピッチは悪くて危険な状況だった。ジョンは1-0のリードの場面でピッチを去ったが、私はその前から彼がトラブルを抱えていることは分かっていた」

 4-0と快勝した後の記者会見で、指揮官はこう語った。チェルシーはブラジル代表MFラミレスも、このスタジアムでの前日練習で故障。大勝と引き換えに、主力2人を失うことになった。テリーは今週中に精密検査を受ける予定だ。

「私のメディカルチームは本当に優秀だ。ジョンは特別な男だ。復活に並々ならぬ意欲を燃やしている。だが、(次節トットナム戦は)彼がプレーできるとは思わない。ラミレスはピッチで滑って筋肉系の怪我となった」とモウリーニョ監督は語った。パワハラ問題によって退団し、現在、係争状態となっているエバ・カルネイロ元チームドクターも手腕が高いとの評価を受けていたが、美人女医の後任も優秀だとモウリーニョ監督はアピールしていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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