「昇格請負人」の下で1年でのJ1復帰へ 清水が小林伸二新監督に託す使命
過去に大分、山形、徳島を昇格させた実績
来季J2に降格する清水は25日、今季まで4シーズンに渡って徳島を率いた小林伸二氏の監督就任を発表した。
小林氏は2001年に大分で初めてJクラブの監督に就任すると、これまで大分、C大阪、山形、徳島の4クラブを渡り歩いて指揮。特筆すべきは、02年に就任2年目の大分を、08年には就任1年目の山形を、そして13年にも就任2年目の徳島をJ1昇格に導いている。J2という長丁場の厳しい戦いを知り尽くし、短期間でチームを蘇生させる手腕を持つところに、クラブ側も着目した。
清水の左伴繁雄社長は、今回の人選にあたって以下の6点を重視したとクラブの公式リリースを通じて明かしている。
1.監督就任後、2年以内にJ1昇格経験のあること「短期蘇生型マネジメント」
2.J1昇格翌年に、残留させた経験をもつこと「復元型マネジメント」
3.経営規模の異なるクラブを経験し、その双方で結果を出せていること
4.選手、コーチングスタッフ、フロントスタッフとの距離を縮めて信頼関係を築くことが出来る人間性を持っていること
5.エスパルスのウイークポイントである守備力を短期間で改善出来ること
6.ポジション別の個人指導に定評のあること
これら6つの条件を満たし、さらにC大阪を率いた05年のJ1で16戦無敗(10勝6分)の成績を残し、最終節まで優勝を争った快進撃を演じたことも、小林氏に就任要請をする上での決め手の一つになったという。
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