インザーギ監督が本田圭佑の起用法に言及 3つのポジションで試す構想を明かす
ミランの戦術は選手の適性を見極めてから決める
カットインしてのシュートを期待している指揮官は左利きの本田をまず右サイドで試そうとしているようだ。その上で3ボランチの一角でもテストすることも明かしている。
適性を探るのは本田だけではない。チーム全員の能力を自らの眼で見極めることで、ピッポミランの戦術を策定するという。
「それは細かい技術的なことであって、僕の目標は8月31日のメルカートが閉まる前に選手の価値、彼らの可能性を100%引き出すこと。適切なポジションでプレーさせたい。選手たちをより活躍できるようにすること。それによって僕の戦術を決める……。監督の頭の中にまず戦術があって、そこに選手を合わせるというやり方は好きじゃない。選手たちの本来のポジションで、ローザ(チームメンバー)を理解したい。僕の選手たちを知って、それをベースに戦術を決める。アグレッシブなゲーム、ミランのゲームをこちらからやっていきたい。対戦相手にミランを倒すことは難しいと思わせるようにしたい」
新指揮官のもとで名門復活はなるか。優男然としたかつてのストライカーの眼には未来への希望の光が宿っている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
※ワールドカップ期間中、記事内で扱うシーンの一部はFIFAワールドカップ公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』のマルチアングル動画、選手毎のスタッツデータで確認できます。
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