「ちょっとした魔法」 神戸イニエスタ、PK失敗直後の圧巻“リフティング弾”に米驚愕
第21節G大阪戦、イニエスタがPK失敗も…こぼれ球に反応して華麗な一撃
ヴィッセル神戸は2日のJ1リーグ第21節ガンバ大阪戦で2-2と引き分けた。2点ビハインドのなか、神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがPKを失敗するも、その直後に華麗なリフティング弾を叩き込み、「ちょっとした魔法」と海外で驚きが広がっている。
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試合はアウェーのG大阪に先手を取られた。前半8分、MF矢島慎也が約35メートルのロングパスを通し、抜け出したMF倉田秋が先制ゴール。さらに後半8分、倉田のラストパスから今夏に古巣復帰を果たしたブラジル人FWパトリックに追加点を奪われた。
苦しい展開となった神戸だったが、後半34分のプレーで潮目が変わる。FW古橋亨梧がG大阪MF福田湧矢に倒されてPKを獲得。イニエスタがキッカーを務め、ゴール左にシュートを放った。これはG大阪の日本代表GK東口順昭にコースを読まれて防がれたが、そのこぼれ球がペナルティーエリア中央のイニエスタへ渡る。すると、名手は相手が一斉に押し寄せる状況のなかで冷静に浮き球をトラップし、宙に浮いたボールを左足を振り抜いてゴールを決めた。
試合は後半同39分、神戸DF西大伍のクロスから最後はMF増山朝陽がヘディングで同点ゴールを奪い、最終的に2-2に持ち込んでいる。
イニエスタのゴール映像をJリーグ公式YouTubeチャンネルが公開。スペイン人MFのゴールはすぐさま世界中を駆け巡り、米スポーツ専門局「ESPN」は「ゴラッソ:イニエスタはPKを失敗したが、ちょっとした魔法で解決した!」と華麗な一撃を絶賛している。また同局番組「スポーツセンター」の公式ツイッターもイニエスタのPK失敗に触れつつ、直後の冷静な対応について「単純に知的!」と称えた。
試合は両軍が勝ち点1を得て痛み分けに終わったが、イニエスタが見せた“リフティング弾”は海外から大きな注目を集めているようだ。