「辞める気はない」 公式戦1000試合出場の遠藤保仁、印象深い試合と次の目標は?

「できれば抜きたい」 次はJ1歴代最多出場記録の更新へ

 最近はスタメンから外れ、途中出場も増えてきた。反比例のように「ピッチに立つ」という思いは強くなる。ただピッチに立つだけではなく、長い時間出場して、勝利に貢献すること。これは1000試合思い続けている。

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「18歳の頃から今も何も変わらないですし、ただ単に数字重ねている感じがする。もちろん先発で出たい。でもそれは監督が決めることなので、練習から良いパフォーマンスを見せて、あとはもう自分自身で決められないので、何歳になってもできればスタメンで出て、勝てるような試合をたくさんできればいいかなと思います」

 39歳。先を走っていた楢崎は昨季限りで引退。切磋琢磨してきた同世代のMF小笠原満男氏も昨シーズン鹿島アントラーズで現役を引退した。次の大台はJ1歴代最多出場。横浜フリューゲルス時代の先輩、楢崎を超えること。目標ではあるが、遠藤にとっては“通過点”でもある。

「できれば抜きたいなと思いますけど、こればっかりはやってみなきゃ分からないので、一つの良い目標として。大先輩の記録なので。ここまで来て改めて正剛さんの偉大さを感じているし、リスペクトしながら目指していければいいかな。同い年とか近い世代の選手が現役を辞めて、いなくなるのは寂しいと思うけど、お互い努力しながらやってきたそういう選手は誇りに思う。そういう選手と戦ってきたからこそ今の自分がある。まだ自分自身は辞める気はないので、日々努力して、もっとサッカーを楽しくして過ごしたいなと思います」

 現役を辞める気はない。遠藤はそうきっぱりと話した。若手の突き上げもあるなかで、戦いは続く。サッカーの神様の元ブラジル代表FWペレは1300試合以上に出場したというが、遠藤の記録はどこまで続くのか。大きな背中で語る「7番」の挑戦をともに見守ることがまだまだできそうだ。

◆遠藤の公式戦出場試合数(G大阪調べ)

J1リーグ:621試合(歴代2位)
J2リーグ:33試合
Jリーグ・チャンピオンシップ:3試合
リーグカップ:72試合
天皇杯:48試合
富士ゼロックススーパーカップ:6試合
クラブワールドカップ:3試合
AFCチャンピオンズリーグ:58試合
スルガ銀行チャンピオンシップ:1試合
A3チャンピオンズカップ:3試合
日本代表戦:152試合(歴代1位)
合計1000試合148得点

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