プレミア“駆け込み移籍”ワースト10を米選出 名手たちがランクイン、Jリーガーの名前も
鳥栖FWフェルナンド・トーレスが不名誉なランキングの1位に…
今夏の移籍市場も残すところあとわずか。他の国と比べて早期に市場が閉まるプレミアリーグは、現地時間8日にマーケットの閉幕を迎えようとしている。米スポーツ専門局「ESPN」は、ここで「プレミアリーグ駆け込み移籍ワースト10」を発表。移籍最終日に成立した移籍のワースト10を紹介し、サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスらが不名誉なランキングの1位に選出された。
10位から6位には中堅クラブの期待を裏切った選手が多く並ぶなか、8位には2011年の夏にアーセナルに加入した元ブラジル代表DFアンドレ・サントスがランクイン。フェネルバフチェから大きな期待を受けて加入した左サイドバックは2年間アーセナルでプレーしたが、なかなか結果を残すことができず、サポーターからも認められないままチームを去ることになった。
また、7位には元祖“ワンダーボーイ”として知られる元イングランド代表FWマイケル・オーウェンがランクイン。2005年の夏にレアル・マドリードからニューカッスルに加入したが、思うような結果を残せないまま2009年夏にマンチェスター・ユナイテッドへと去っていった。
トップ5を見ると、まず紹介したいのが4位に入った元ブラジル代表FWロビーニョだ。08年夏にレアルからマンチェスター・シティへと鳴り物入りで加入した際、発生した移籍金は3250万ポンド(約42億円)。初年度こそリーグ戦14ゴールと結果を残したが、翌年は10試合でゴールなしとなり、1月にサントスに移籍することになった。
また2位には、14年夏にモナコからユナイテッドへと期限付き移籍を果たしたコロンビア代表FWラダメル・ファルカオがランクイン。ポルトやアトレチコ・マドリードで多くのゴールを奪っていたストライカーは、モナコで伸び悩みはしていたものの満を持してユナイテッドへ移籍した。だが、リーグ戦26試合に出場して4ゴールで終了。チームを勝利に導くことができず、翌年にはチェルシーへと移籍する悔しい移籍となってしまった。
そんな名プレーヤーが揃うランキングで、不名誉な1位となってしまったのがトーレスだ。11年冬の市場最終日にリバプールからチェルシーへ5000万ポンド(約65億円)で移籍を果たしたトーレスだったが、リバプール時代ほどの結果を残すことができず。リバプールでは142試合に出場して81ゴールを奪っていたが、チェルシーでは110試合で20ゴールと不発に終わり、批判の対象となってしまった。
彼らのような形で移籍が決まったとしても、うまくいかないケースは多々あるものだ。今季の移籍市場最終日には、どんなドラマが待っているのだろうか。