ミラン本田に正式オファーなし 「来夏まで留まる」と伊メディアが報じる

移籍するためには出場機会を得たいが…

 つまり、「現状で本田をミランが売却することは不可能であり、その理由は正式な買い手がいないことだ」として、冬の移籍市場での放出は実現せずに来夏の移籍市場までミランにとどまることになるだろうと結論付けている。

 24日に開催されたバーリ(セリエB)とインテルを交えた3チームによる親善試合に本田は帯同したものの、同サイトでは21日のユベントス戦で左太ももに打撲を負った影響で出場がなかったと報じられた。少しでもアピールをしたい状況だった本田だが、長靴の形をしていると形容されるイタリアの中で、北部のミラノからアキレス腱の位置にあたる南部のバーリまで往復の移動をしただけという、不運な状況にも見舞われている。

 日本代表では歴代新記録となるワールドカップ予選5試合連続ゴールを打ち立てたばかりだが、ミランでは負のスパイラルに陥ってしまっている。名門のレギュラーの座を取り戻すのか、1月の移籍市場で正式オファーを得るのか、いずれにしても試合でプレーし、アピールすることが必要な状況だ。

練習参加中の「前任の10番」ガーナ代表FWケビン・プリンス・ボアテングが冬の移籍市場で加入することが決定的とされていることもあり、ライバルが増える前に出場機会を得るためのアピールが求められそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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