クロップ監督、「誰も気にしない」と批判 開幕前の一戦を疑問視「なぜキャンセルしない?」
開幕前のコミュニティ・シールドについて「なんの意味もない」と指摘
昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)覇者のリバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、コミュニティ・シールドについて重要性が分からないと記者会見で語った。英紙「インディペンデント」が報じている。
コミュニティ・シールドとは、イングランドサッカー協会(FA)主催で毎年シーズン開幕前に行われるスーパーカップ戦。プレミアリーグ優勝チームとFAカップを制したチームが対戦する。だが、昨季はマンチェスター・シティが国内三冠を達成しているため、今年のコミュニティ・シールドは王者シティと、プレミア2位のリバプールが戦うことになっている。
シティとの対戦を4日に控えたリバプールは、プレシーズンマッチでナポリに0-3と完敗するなど思うような結果が出せずにいるが、クロップ監督は気を引き締め直している。
「我々のプレシーズンを考えれば、日曜(コミュニティ・シールド)にベストな試合ができるとは思えない。だが、そういうことではないんだ。サッカーの試合で勝つということ、それには様々なやり方がある」
そう語ったクロップ監督だが、コミュニティ・シールドについて「何の意味もないのに、なぜこの試合を行うのかが理解できない。なぜキャンセルしないんだ? なぜならドイツで私は5回も勝ったのに誰も話題にしない。それでも毎年行う。スーパーカップというのは、勝っても負けても誰も気にしない試合だ」とばっさり切り捨てた。
しかし、今回はシティと戦うとあって、「シティとの対戦は、1シーズンで、そして毎シーズン、最も難しい試合だ。だから準備しなければならないし、今あるものにとっては良いテストになる」と位置付けている。「我々は非常に上手く守備を行わなければならない。なぜなら、きちんと守備ができなければ完全にノックされてしまい、それではこの試合の意味がない」と続けた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)