“低調”レアル、「5つの問題点」とは? スペイン紙が「早急に修正すべき課題」指摘
アザールは「アーセナル戦とアトレチコ戦では行方不明」
4点目は新加入のベルギー代表MFエデン・アザールとの連係構築だ。アザールは初陣のバイエルン・ミュンヘン戦で素晴らしいパフォーマンスを見せたものの、「アーセナル戦とアトレチコ戦では行方不明だった」と指摘。「誰もそのクオリティー、そしてシーズン最高の選手の1人になることに疑問を持っていないが、ジダンにはアザールをチームにフィットさせるための仕事がたくさん残されている」と続けている。またアザールが左サイドでプレーすることにより、ブラジル人FWヴィニシウスがポジションを失い、ベンチスタートもしくは右サイドでのプレーとなり輝きを失っている点も指摘している。
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そして最後に挙げたのが、決定力だ。これはレアルにとって、昨夏のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)退団から続く大きな課題の一つ。その打開策として今オフにフランクフルトからセルビア代表FWルカ・ヨビッチを獲得したが、現時点では解決策を提示できていない。ICCでも、主力FW陣は元フランス代表FWカリム・ベンゼマのPKによる1ゴールのみという状況だった。
プレシーズン中とはいえ、現時点のレアルには課題が山積している。8月17日のリーガ・エスパニョーラ開幕戦のセルタ戦まで、残り3週間を切った。果たしてジダン監督は、限られた時間のなかで解決策を見出せるのか。そしてその一つが、日本代表MF久保建英の抜擢になるのだろうか。