“低調”レアル、「5つの問題点」とは? スペイン紙が「早急に修正すべき課題」指摘
ICC3試合での戦いを総括 真っ先に挙げたのは「インテンシティーの欠如」
プレシーズンのスタートから約3週間が経過したレアル・マドリードだが、欧州強豪クラブとの試合で思うような成果を残せていない。現地時間7月30日に行われたアウディカップ準決勝でも、トットナムに0-1で敗戦。インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)でも1分2敗と90分間での勝利がない。この状況を受けてスペイン紙「マルカ」は、アウディカップに向けた記事として、ICCの戦いを振り返りながら「レアルの5つの問題点」を挙げ、今後の試合で早急に修正する必要があると指摘している。
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1つ目に挙げたのは、ICCで露呈したインテンシティー(プレー強度)の欠如だ。ジネディーヌ・ジダン監督が、3-7と大敗したアトレチコ・マドリード戦後に「アトレチコが試合に真剣に取り組んだ一方、我々は親善試合のようだった」と、“練習まで勝利する”というクラブの歴史的なフィロソフィー(哲学)に反する言い訳をした。そのためジダンとサポーターは選手たちに即座のリアクションを見せることを望んでおり、シーズン開幕に向けて選手たちにはインテンシティーを高めた戦いを見せることが求められる
そして2点目は守備。ICCの3試合で12失点というのは、タイトル争いをするチームとしては致命的だ。同紙はジダン監督に4バックのポジショニングを改善すること、DFとMFの距離を狭めること、マークと後方からのパスでの個人的なミスを減らすことを求めている。
3つ目に挙げたのは、ゲーム序盤の集中力の欠如だ。昨シーズンも起こったように、レアルは集中力を欠いた形でプレシーズン最初の3試合をスタートした。実際にバイエルン・ミュンヘン戦(1-3)では前半15分、アーセナル戦(2-2)では同10分、アトレチコ戦では開始50秒で失点している。相手よりもフィジカル面でも精神面でも劣っている印象を残したレアルだが、そんな状況下でもアーセナル戦では0-2から後半に2ゴールを奪い、同点に追いつくことに成功している。