レアル久保は「最高のニュース」 “先輩”たちが「一軍昇格を要求」と現地メディア指摘

レアル・マドリードMF久保建英【写真:Yukihito Taguchi】
レアル・マドリードMF久保建英【写真:Yukihito Taguchi】

プレシーズンで強烈なインパクト「日本人は大半を占めるベテラン選手たちの代替案」

 レアル・マドリードは現地時間7月30日、アウディカップ準決勝でトットナムに0-1で敗れた。後半35分から途中出場した日本代表MF久保建英は、短時間で印象的なプレーを披露。スペインメディアは、プレシーズンを通して強いインパクトを与えている18歳のレフティーに対し、レアルの選手たちが「久保のトップチーム昇格を要求している」と伝えている。

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 レアルはプレシーズンで負傷者が相次いで“野戦病院”と化しており、26日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のアトレチコ・マドリード戦では3-7と惨敗。新シーズンに不安が残る出来となっている。

 トットナム戦も前半22分、ベルギー代表MFエデン・アザールのパスがずれ、ブラジル代表DFマルセロがタッチライン際でなんとかバックパス。しかし、これがスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの頭上を越え、トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインにボールが渡って先制点を献上することになった。

 久保は1点ビハインドの後半35分から途中出場。同39分にペナルティーエリア手前でボールを受けると左足を振り抜き、低弾道の一撃でトットナムゴールを脅かす。その1分後には、こぼれ球に反応して右足ボレーで合わせるも枠を捉えられず。後半42分には右サイドから鋭いドリブルで切り込み、マーカーの顔面を強襲する強烈な左足シュートを放った。

 得点にこそ絡まなかったものの、スペインメディア「Okdiario」は「久保が魔法の10分間でレアル・マドリードを再び驚かせた」と見出しを打ち、「3つの壮大なゴールチャンスを生み出し、この18歳は自身を特徴づけるダイナミックさとともに、レアルにとってこの数週間における最高のニュースとなっている」と説明している。

「この日本人選手は大半を占めるベテラン選手たちの代替案であり、今シーズンはトップチームから外れる予定となっていたが、レアルの選手の多くは公式戦での久保の一軍昇格を要求している」

 記事によれば、世界有数のビッグクラブであるレアルのトッププレーヤーたちも、久保の実力を認めているという。今季はレアルB(カスティージャ/3部)でのプレーが発表されているが、早々にトップチーム昇格を果たす可能性もありそうだ。

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