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ミランが直面する危機 株式売却で合意しているタイ人実業家が6度目のドタキャンへ
新たな投資家を探す可能性も
ACミランは、親会社フィニンベストの株式48%の売却でタイ実業家のビー・テチャウボン氏と合意に至っていたが、6度目の正式契約の場もドタキャンされる事態に直面しているという。イタリア経済紙「ミラノ・フィナンザ」が報じた。
ミランは、この夏に4億8000万ユーロ(約782億円)で親会社の株式48%を売却することで合意に達していた。ここ数シーズン、累積赤字によって移籍金の掛からない訳あり補強を展開してきた。だが、今夏の移籍市場では約120億円をマーケットに投入。久々の大型補強を展開してきたが、タイ人グループへの株式売却によって資金調達が見込まれていたことも一因だった。
テチャウボン氏は合意後、正式契約まで5度の期限を迎えていたが、いずれも正式サインできず。ドタキャンを繰り返し、11月30日まで期限を遅らせていたが、最新のリポートではタイ人サイドは年末まで正式契約の期限を延ばすように申し出たという。ミランの投資対象としての再調査を行うとも伝えられている。
6度目のドタキャン危機に直面するミランはテチャウボン氏との独占交渉権が11月末で消滅するため、新たな投資家を探す可能性も浮上しているという。
今季は大型補強も現在7位。名門復活の道のりが遠いミランだが、ピッチ外もゴタゴタが続きそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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