インテルがPSGカバーニに白羽の矢 FW補強で“中国での年金付き”オファーを提示か
イカルディが構想外、ルカクとジェコを獲得候補とするなかでカバーニに3年契約を検討
イタリア・セリエAの名門インテルは、新シーズンに向けたストライカー補強としてパリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが獲得候補に急浮上。“中国での年金付き”という条件を提示するという。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
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インテルは前主将のアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディに関して、クラブが公式に“構想外”とアナウンス。アントニオ・コンテ新監督は「ストライカーがいない状況でシーズンをスタートするのは普通の状況ではない」とコメントしており、FWの獲得が最優先事項になっている。
当初はマンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表FWロメル・ルカクが第一希望とされていたが、同じイタリアの強豪ユベントスも獲得に乗り出すなど、交渉の新手は聞こえてこない。並行してオファーを出しているローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコへは、オファー額の上昇が伝えられている。
そうしたなかで、イタリアの強豪ナポリでも実績のあるカバーニが獲得対象に急浮上しているという。PSGとは1200万ユーロ(約14億4000万円)の契約を1年残すが、カバーニ自身は契約延長の考えがないとされる。
そこでインテルは、年俸は900万ユーロ(約10億8000万円)ながら3年契約を提示。さらに、その契約が満了した後は、インテルのオーナー企業である蘇寧グループが中国で保有する江蘇蘇寧での将来を約束する“年金付きオファー”を用意しているという。
中国資本の蘇寧グループに株式70%を売却して以降、新シーズンからブラジル代表DFミランダが移籍するなど、江蘇蘇寧との関係は深い。先日も、レアル・マドリードから放出対象とされていたウェールズ代表FWギャレス・ベイルを江蘇蘇寧が買い取り、インテルに期限付き移籍させるという仰天プランが報じられたこともあった。
果たして、カバーニは中国マネー付きのオファーという条件に心を動かされるのか。インテルのストライカー獲得策は、江蘇蘇寧の存在が鍵だと言えるのかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)