久保はレアルにとって「砂漠のオアシス」 現地紙が“濃密プレー”絶賛「魔法の10分間」
トッテナム戦で後半35分から登場して存在感「レアルには悲壮感が溢れ出ているが…」
レアル・マドリードは現地時間7月30日、アウディカップ準決勝でトットナムと対戦し、0-1で敗れた。後半35分から途中出場した日本代表MF久保建英は、短時間でキレのある動きを披露。スペインメディアは「魔法の10分間でレアル・マドリードを再び驚かせた」と取り上げ、低調なチームのなかで「砂漠のオアシス」と表現している。
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レアルはプレシーズンで負傷者が相次いで“野戦病院”と化しており、26日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のアトレチコ・マドリード戦では3-7と惨敗。新シーズンに不安が募るなか、トットナム戦でも嫌な流れを断ち切ることができない。
前半22分、ベルギー代表MFエデン・アザールのパスがずれ、ブラジル代表DFマルセロがタッチライン際でなんとかバックパスを出すも、これがスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの頭上を越え、トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインにボールが渡って先制点を献上することになった。
苦しいゲーム展開のなか、久保は1点ビハインドの後半35分から途中出場。同39分にペナルティーエリア手前でボールを受けると左足を振り抜き、低弾道の一撃でトットナムゴールを脅かす。その1分後には、こぼれ球に反応して右足ボレーで合わせるも枠を捉えられず。後半42分には右サイドから鋭いドリブルで切り込み、マーカーの顔面を強襲する強烈な左足シュートを放った。