レアル久保、10分間の「電撃的な動き」を地元紙評価 「小さなチャンスを生かした」

アウディ杯でチャンスを生かしたレアルFW久保建英【写真:Getty Images】
アウディ杯でチャンスを生かしたレアルFW久保建英【写真:Getty Images】

後半35分から登場してシュート3本を放つ 劣勢・短時間のなかでジダン監督にアピール

 レアル・マドリードは現地時間30日にドイツで開幕したアウディカップ初戦トットナム戦に臨み、0-1の敗戦を喫した。プレシーズンで低調な戦いが続くレアルにあって、日本代表MF久保建英は試合終盤残り10分の出場となったが、地元紙である「AS」は「小さなチャンスを生かした」と高評価を受けている。

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 試合は序盤からトットナムが押し、レアルが劣勢に立たされる展開に。その状況を救ったのはコスタリカ代表GKケイラー・ナバスだ。同紙から「(ベルギー代表GKティボー・)クルトワの怪我を生かし、自らのテリトリーで先発し、印象を残した」と正守護神争いに大きくアピールする好セーブを見せた。

 しかし、前半22分にベルギー代表MFエデン・アザールのパスがずれ、タッチラインを割ろうとしたボールにブラジル代表DFマルセロが反応。後ろに戻そうと必死のパスを出したが、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスの頭上を越えて相手のイングランド代表FWハリー・ケインにボールが渡り、これを沈められて先制点を献上した。

 結局これが決勝点となり、レアルは3-7で惨敗したインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)アトレチコ・マドリード戦に続く連敗となった。しかし、ここで意地を見せたのは久保だった。後半35分から投入された日本人アタッカーは、その4分後に低弾道のミドルを放ち、相手守護神であるフランス代表GKウーゴ・ロリスの守るゴールマウスを脅かした。

 その後も利き足ではない右足ミドル、ドリブルからの鋭い左足シュートを放つなどゴールへの意欲を感じさせた。得点こそなかったものの、同紙の寸評はナバスとともに高いものとなっている。

「彼は小さなチャンスを生かした1人だ。彼は3度もシュートを放ったし、ラストの局面で電撃的な動きを見せた」

 わずか10分ながら、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準優勝クラブに対して反発力を見せたことを評価した。トップチーム登録も噂されるなかで、短い時間でもアピールに成功したと言えるだろう。

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