主力大量流出のアトレティコ、シメオネ監督は新戦力に期待「プロジェクトに必要な選手」
新加入FWフェリックスを称賛 指揮官が明言「彼の成長を助ける環境を作っていきたい」
アトレティコ・マドリードは今オフ、多くの主力選手がチームを去り、転換期を迎えた。チームを率いるディエゴ・シメオネ監督は「決して簡単なことではない」と言いつつも、新たな選手たちと迎えるシーズンについて、前向きに語った。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
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アトレティコは今夏、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン、ウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディン、ブラジル代表DFフェリペ・ルイスがチームを去った。その一方で、ポルトからメキシコ代表MFエクトル・エレーラ、さらにベンフィカからクラブ史上最高額の移籍金でポルトガル代表FWジョアン・フェリックスを獲得している。
選手たちの顔ぶれに大きな変化があったことについて、シメオネ監督は「ここまで多くの変化があったから、決して簡単ではない。それでもクラブは必要なことを行っている。新しいプロジェクトに必要な選手たちを獲得したんだ。新しく加入した選手たちは、とても優れている。ジョアンは他の若い選手たちと同様に可能な限りの努力をしているし、近い将来、成長した姿を見せてくれるだろう」と、説明した。
ジョアン・フェリックスは、ポルトガルのメディアから「新たなクリスティアーノ・ロナウド」と大きな期待をかけられている。シメオネ監督も19歳FWについて、「到着してから彼のプレーを見ることを楽しんでいる。ビジョン、前に進んでいくコントロール、あの年齢にしてはしっかり話すこともできる。良いプレーをし、展開も読める。彼の成長を助ける環境を作っていきたいし、周囲が期待するような、より良く、より強い選手になれる手助けをしていきたい」と、さらなる成長を期待した。
また、4-4-2と4-3-3をこなせるエクトル・エレーラについて、「私たちのシステムにフィットしている」と評価しつつも、「ただし中盤には良い競争がある。チームが求めるものをさらに理解する必要があるし、それが早くできれば、より良くなるだろう」と、語っている。
7-3で勝利したレアル・マドリードとのダービーマッチについても、「多くのミスがあった。1試合で3失点は多い。もちろん、たくさんの良いプレーもあったけどね」と、課題を見つけることを忘れない指揮官の下、アトレティコはどんなシーズンを過ごすことになるだろうか。