ブラジル代表FW、圧巻の25m超“スライスFK弾”炸裂に現地驚愕 「なんて爆撃だ」
ボタフォゴのFWソウザ、フラメンゴ戦で相手GKをあざ笑うスーパーFK弾をマーク
ブラジル選手権1部で“悪魔の左足”の異名を持つ元ブラジル代表DFロベルト・カルロスを彷彿させるような直接FK弾が生まれた。ボタフォゴのブラジル代表FWジエゴ・ソウザによる一発。壁のど真ん中をぶち抜くと、強烈なスライス回転がかかったボールは懸命に横っ飛びする相手GKから遠ざかっていく軌道を描き、そのままサイドネットに突き刺さった。ブラジルメディアは「なんて爆撃だ」「誰も触れられなかった」と伝えている。
驚きの一撃が生まれたのは、現地時間28日に行われたブラジル選手権第12節のボタフォゴ対フラメンゴ(2-3)の一戦だった。
試合は敵地のボタフォゴが前半14分にMFシセロのゴールで先制するも、フラメンゴもブラジル代表FWガブリエウのゴールなどで2点を挙げ、後半序盤までに逆転する。ボラフォゴの1点ビハインドで迎えた後半22分だった。
ボタフォゴは中央25メートル超の位置でFKを獲得する。キッカーを務めたブラジル代表FWジエゴ・ソウザが右足を一閃すると、ボールは壁の中に入り込んでいた味方の選手が空けたスペースを的確に抜けてゴールへ。フラメンゴのブラジル代表GKジエゴ・アルベスが反応を見せるなか、その横っ飛びをあざ笑うかのようにスライス回転のかかったボールはゴール前で急激に変化した。そのままサイドネットに突き刺さり、同点ゴールとなった。
ブラジルメディア「UOLエスポルチ」は、公式ツイッターで「なんて爆撃だ!」とひと言を添えてゴール動画を公開。公式サイトでも、「ジエゴ・ソウザはFKで爆弾を投下。凄まじい回転で変化したボールは、ジエゴ・アルベスの左コーナー(ポスト)に突き刺さった。誰もボールに触れられなかった」と伝えている。
また、ブラジル地元紙「O Dia」は、その後勝ち越しを許して2-3と敗れたボタフォゴにおいて、ブラジル人DFマルシーニョと並んでソウザにチーム最高タイの採点「6.5点」と付与。「美しいFKを決めた」と評価している。
フルミネンセやフラメンゴ、パルメイラス、サンパウロなどブラジルの名門を渡り歩いてきたベテランの34歳ソウザ。約2カ月ぶりの今季2点目で存在感を示した。