元FC東京のエドゥーが1年で移籍した真相を激白 「フィッカデンティは私のことが好きではなかった」

「1年で去ったことは今でも残念に思う」

――中国、韓国、日本といった東アジア各国でのプレー経験を持つエドゥー選手ですが、それぞれの国の特徴を教えて下さい
 そうだね……。まず日本は一番テクニックに優れていたと思うよ。韓国は、フィジカルを前面に押し出す印象があるね。自分の体を上手く使える選手たちが多かったからね。中国はもう少しずる賢いイメージだね。いわゆるマリーシアを持っていると思う。時間をうまく使ったり、勝つためにマリーシアが備わっている選手が多い印象を持っているね。

GELSENKIRCHEN, GERMANY - SEPTEMBER 08:  (L-R) Edu and  Raul Gonzalez of Schalke walk to the FC Schalke training session at the training ground on September 8, 2010 in Gelsenkirchen, Germany.  (Photo by Christof Koepsel/Bongarts/Getty Images)

GELSENKIRCHEN, GERMANY – SEPTEMBER 08: (L-R) Edu and Raul Gonzalez of Schalke walk to the FC Schalke training session at the training ground on September 8, 2010 in Gelsenkirchen, Germany. (Photo by Christof Koepsel/Bongarts/Getty Images)

――では、FC東京時代の話を聞かせて下さい。あなたにとってどんな存在のクラブでしたか。
 プレーしたのは、たった1年だったけど、本当に懐かしいクラブだよ。加入する前に1年間ずっと私を追い掛けてくれていた。だから、ずっとFC東京でプレーしたかったんだよ。日本にはいい思い出も多い。友達もたくさんできたし、今でもリスペクトしている人たちがたくさんいるんだ。移籍しなければいけなくなったのは今でも残念に思っているよ。
 今、自分のプレーを振り返ってみると、決して満足な出場機会を得られたわけではなかったけど、(公式戦通算で)17点を決められた。加入初年度としてはまずまず活躍できたと思っているよ。本当に懐かしい気持ちだし、本音を言えば、もっとプレーしたかったんだ。
 だけど、フィッカデンティ監督は私のことを信じてくれなかった。後半からの起用も多かったし、彼は私をあまり試合に使ってくれなかった。私は自分に自信を持てないと、活躍できない選手なんだ。そして、次のシーズンも、監督は私を使わないと気づいてしまったんだ。だから、もう移籍するしかないと決断したんだ。
 東京から韓国に移籍して活躍することができたし、中国へと渡って最高の結果を得ることもできた。今シーズンだけで28点も決めることができたんだ。FC東京も昨年よりも上位に進出し、お互いにとってこの決断は良かったと思っているよ。

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