日本人選手の長所と短所は? 神戸×バルサ取材のスペイン人記者が指摘「小柄であるほど…」

27日に神戸とバルセロナが対戦した【写真:AP】
27日に神戸とバルセロナが対戦した【写真:AP】

日本サッカーの発展に「最近はJリーグもスペインで注目が集まってきている」

 ヴィッセル神戸は27日、RAKUTEN Cupでバルセロナと対戦し、0-2で敗戦。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが初対決の古巣を相手に衰え知らずの好パフォーマンスを披露したが、ピッチを退いた後はバルセロナが一方的なポゼッションサッカーを展開し、途中出場のFWカルレス・ペレスの2ゴールに屈した。試合後、現地取材に訪れていたスペイン人記者は日本人選手の長所と短所について持論を述べている。

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 イニエスタは前半の45分間のみのプレーとなったが、カタルーニャの英雄としての評価を証明するかのように、序盤から鋭いミドルシュート、絶妙なスルーパスでバルセロナのゴールを脅かし続けた。しかし、この司令塔が退いた後半、起点を失った神戸は攻め手を欠き、最終的にはバルセロナに完勝を許す結果となった。

 ノエビアスタジアムまで取材に訪れていたスペイン放送局「TVカタルーニャ」に務めるフランセスク・ラトーレ記者を直撃し、日本人選手の印象について尋ねると、「私は好きなスタイルだね。うん、良いと思った。私は日本のチームのサッカーを見るのはこれが初めてだったけど、最近はJリーグもスペインで注目が集まるようになってきているよ」と言及した。

 長所については「強いチームというのは、激しいプレッシングや球際の競り合いが不可欠だ。そういう点では、日本の選手たちには、その資格は備わっていると感じた」と称賛を送った一方、短所について問うと、「これは、はっきり言って技術力だろうね。欧州や南米の選手の選手たちは、非常にテクニカルだ。小柄であればあるほど求められるのは、やはりスキルなんだ。世界で戦うとなれば、そこで上回らなければ厳しい」と指摘した。

「TVカタルーニャ」のラトーレ記者【写真:Football ZONE web】
「TVカタルーニャ」のラトーレ記者【写真:Football ZONE web】

 小柄な体格の多い日本人選手は、より足元の技術を高めアドバンテージとする必要性があることを強調したが、「それでも、日本のプレーヤーは激しいプレッシングをかけ続けていたし、ファイティングスピリットも備わっていた。だから、後はいかにボールを保持する術を習得するか、それさえ伸びれば充分に通用するはずだよ」と、最後は日本人選手のポテンシャルに対する太鼓判で締め括っていた。

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