「また悩むから…」 神戸移籍のGK飯倉大樹、横浜FMラストゲームで貫いた“クラブ愛”
神戸移籍が決定するなか、シティとの親善試合に途中出場して約20分間プレー
ヴィッセル神戸への移籍が決まったGK飯倉大樹にとって、27日のマンチェスター・シティ戦(1-3)が、横浜F・マリノスの一員として臨むラストゲームになった。満員のスタジアムで別れのスピーチも行った33歳の守護神は、「こんなに良いチームにいることができて幸せでした」と最後の言葉を残した。
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シティ戦に向けた前日練習後のミックスゾーンから、最も多くの記者に囲まれていたのは飯倉だった。26日の午前中にヴィッセル神戸への移籍が決定し、「20年やってきて、この日が来るのか、こんな日が来るんだなと思っています。記者会見で泣くやつ分かるなあ。みんなの前で話した時は泣かなかったんだけど」と正直な思いを吐露していた。
「今33歳で、俺がマリノスのスクールに行ったのが9歳。人生の3分の2以上をこのマリノスとともに歩んできて、朝起きて歯磨きするように、朝起きてご飯を食べるように、当たり前のように俺のそばにはマリノスがあった。辛くても苦しいなって思っても、今考えればずっとマリノスがいてくれたからそのありがたみがある。こんなに良いチームになったもとを離れるっていうのが一番心残りだったかな。あと、みんなとタイトルを獲りたかったという気持ちが強かった」
そんなふうに“マリノス愛”を語っていた飯倉。迎えた27日のシティ戦は後半30分から途中出場し、アディショナルタイムも含めて約20分間ピッチに立った。