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【W杯詳細分析・ドイツ-ブラジル】王国ブラジルに何が起きたのか? 1-7の悲劇的な大敗で浮き彫りになるドイツの完成度の高さ
浮き彫りになるドイツの奇襲
しかし、データを深掘りしていくと、結果との相関関係をそれなりに説明できる。
ドイツのこれまでの5試合で失点わずか3という結果をみれば、前半の5-0ですでに勝負はついていた。従って、前半を中心に試合運びを見ながら全体的にはどのようなゲームだったか分析をしてみる。
このイラストは前半どのエリアでプレーが行われていたかを示したものだ。通常それぞれのチームのゴール前が20%前後ずつ、中盤が60%前後になることが多い。ドイツのゴール前での20.9%はほぼ平均的なものだが、中盤が60%を大きく割り、その分ブラジルのゴール前でのプレーが多くなっている。相手ゴール前を崩せず、中盤でパスを回してチャンスを探るというのではなく、中盤を素早く駆け抜けてブラジルゴール前にボールを運び込んでいるのが一目でわかる。