川崎、日本代表FW小林が決勝弾! 大分との“上位対決”を3-1で制して首位追撃へ
齋藤学のゴールで先制 一度は追い付かれるも小林悠のゴールで突き放す
J1川崎フロンターレは27日、リーグ第20節大分トリニータ戦にホームで臨み、3-1の勝利を収めた。日本代表FW小林悠が決勝点を沈め、首位・FC東京を追撃する勝ち点3を上積みしている。
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試合前の時点で川崎は勝ち点35の4位、大分は同32の5位。上位直接対決となる一戦は、互いにボールを大切にしながら攻撃を繰り出し合う、クオリティーの高い好ゲームになる。
先に決定的なチャンスをつかんだのはアウェーの大分。今夏ガンバ大阪から加入し、移籍後初出場となるMF田中達也が前半5分、左サイドからカットインして右足でシュートを放ったが、シュートはわずかに枠外へ。2分後には川崎も反撃。ディフェンスラインの裏に抜け出したMF阿部浩之が右足でゴールを狙うも、枠を捉えられず。その後も大分は田中が再びペナルティーエリア内でシュートを放てば、川崎も小林のシュートがポストを叩くなど、互いの良さを出し合う展開となった。
それでも前半28分に給水タイムを挟んでからは、前線からのプレッシングが激しさを増した川崎がリズムを掌握。同33分、37分と立て続けに小林が決定機を迎えたものの、いずれも大分GK高木駿の好セーブに阻まれた。アディショナルタイムには元日本代表MF中村憲剛がペナルティーエリアすぐ外からのFKを直接狙ったが、またしても高木が立ちはだかった。
0-0のまま試合は後半に突入。川崎は前半終盤の勢いそのままに圧力を掛けていくと、後半6分に先制点を奪取する。中央でMF下田北斗、中村とボールをつなぐと、リターンパスを受けた下田が縦パス。最後はMF齋藤学が右足で落ち着いてゴールネットを揺らした。
失点を喫した大分だが、恐れることなくパスをつなぐ姿勢を継続すると、3分後の後半9分には同点に追い付く。GK高木からパスを受けたMF長谷川雄志がターンして前を向くと、前線にロングパス。途中出場のFW藤本憲明が抜け出し、最後はマイナスのパスをFWオナイウ阿道が流し込んだ。
しかし川崎は動じず、逆転に向けて勢い付く大分の裏を突く。後半16分、オナイウのバックパスがズレたところを中村が見逃さずにインターセプト。そのまま前線にスルーパスを送り、これを受けた小林が見事な切り返しから左足で冷静に沈めた。
その後は大分がボールを握って攻めるシーンが増えたが、川崎も常にカウンターの脅威を見せ続ける。ブラジル人DFジェジエウの好守も目立つなか、後半40分には阿部が3点目を決めて川崎が3-1と勝利。勝ち点を「38」まで積み上げ、首位・FC東京と勝ち点4差まで迫っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)