磐田が3年ぶりにJ1復帰! J2最終節は手に汗握る展開も劇的な幕切れ

最終に待っていたドラマ

 磐田が劇的な展開でJ1昇格を決めた。J2最終節が23日、各地で開催され、J1自動昇格の2位を争っていた磐田と福岡が共に勝利。勝ち点82で並んだものの得失点差で磐田が上回った。

 前節に大宮が優勝とJ1昇格を決め、自動昇格の2位の可能性は磐田と福岡に絞られていた。両チームは勝ち点79で並び、磐田が得失点差で5ポイント上回った2位の状況で最終節を迎えた。

 先にJ1への道を切り開くゴールを決めたのは福岡だった。敵地での岐阜戦の前半13分、MF城後寿が先制ゴールを決め1-0でハーフタイムを迎えた。一方、こちらも敵地で大分との一戦に臨んでいた磐田は前半を0-0で終了。このまま終了すれば、福岡が逆転で2位の座を手にする状況が生まれていた。

 ほぼ同時に後半がスタートした両会場。15分ほどで明暗が分かれた。福岡が後半15分に岐阜FWレオミネイロに1-1となる同点ゴールを許した。そして、ほぼ時を同じくしたタイミングで磐田が後半17分に元日本代表DF伊野波雅彦の今季リーグ戦初ゴールが決まり、1-0と先制に成功した。

 諦めない福岡は、攻勢を掛ける。後半26分にFWウェリントンが勝ち越しゴールを奪うと、2分後には城後がこの日2点目のゴールで3-1とリードを広げた。さらに同32分にはウェリントンもこの日2点目のゴールで4-1とした。勝利を確実なものとして磐田に大きなプレッシャーを掛ける展開になった。

 同点に追いつかれた瞬間に3位に落ちる磐田は、次第に選手たちの重心が後ろに下がって大分の攻撃を受ける展開になった。すると試合終了直前の後半45分、磐田の左サイドを切り崩されると、こぼれ球を大分FWパウリーニョに豪快にけり込まれ、1-1の同点となった。

 この瞬間、福岡が2位に浮上した。しかし、ドラマはまだまだ終わらない。

 

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