神戸の新加入DFフェルマーレンは“バルサ化”の鍵 「ポゼッションサッカーのポイントに」
三木谷会長もフェルマーレンに期待 「魅力的なサッカーを展開するうえで重要な存在」
ヴィッセル神戸は27日、ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンが完全移籍で加入することを発表し、楽天カップのバルセロナ戦の直前に緊急記者会見を行った。神戸が取り組んでいる“バルセロナ化”について、フェルマーレンは「バルセロナで学んだことをここで生かしてほしいと言われているし、自分もそのつもりでいる」と意気込みを語った。
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アヤックスで頭角を現し、アーセナルで世界に名を轟かせるセンターバック(CB)となったフェルマーレンは、2014年にバルセロナに移籍。加入直後に度重なる負傷に苦しめられたが、優れた足もとの技術や正確なキック精度はクラブのスタイルに合っていたこともあり、安定感あるバックアッパーとして数多くのタイトル獲得に貢献。また、ベルギー代表ではキャプテンとしてチームをけん引していた。
昨季限りで5年間在籍したバルセロナを退団し、無所属となっていたが、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、同FWダビド・ビジャら元バルセロナの選手が多く在籍する神戸への移籍が決定した。27日は楽天カップのバルセロナ戦を控えているが、その直前に緊急記者会見を開催することになった。
同会見に出席した三木谷浩史会長は、フェルマーレンについて「守備だけでなくポゼッションサッカーのポイントになる。魅力的なサッカーを展開するうえで重要な存在となってくれることを期待している」とコメント。今季の神戸はJ1リーグ第20節終了時点で15位に低迷しており、リーグワースト2位となる36失点が課題とされているが、フェルマーレンには守備の改善だけでなく攻撃のタスクも託す意向を示した。
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