アトレティコ“153億円男”フェリックス、レアル戦1G2Aの躍動に母国紙興奮 「夢のデビュー」
ICCレアル戦で7-3勝利に導く活躍 ポルトガル紙は一挙手一投足に注目
アトレティコ・マドリードは現地時間26日、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)でレアル・マドリードと対戦し、7-3の大勝を収めた。スペイン代表FWジエゴ・コスタの4ゴールと退場が大きなトピックとなったなか、今夏加入した19歳のポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの初ゴールに母国紙は注目。その一挙手一投足を報じている。
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フェリックスは昨年8月、ベンフィカでプロデビュー。ポルトガル1部で15得点といきなりの大ブレークを見せ、今夏1億2600万ユーロ(約153億円)という歴代3位の高額移籍金でアトレティコへ渡ることが決まった。
新天地での飛躍に期待が集まるなか、26日のICCレアル戦で先発出場すると、自身初の“マドリード・ダービー”で極上の輝きを放つ。開始わずか40秒でコスタのゴールをアシストすると、前半8分には左サイドからのクロスに飛び込み、ブラジル代表DFマルセロを出し抜いてゴールを決めた。
さらに前半終了間際には鋭い抜け出しからスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスを翻弄し、コスタのPK奪取の起点となった。後半に入っても勢いは止まらず、同6分にスルーパスからコスタの4点目をアシスト。大量7得点の立役者の1人となっている。
超新星の活躍に母国メディアは大興奮。ポルトガルラジオ局「Observador」は「1ゴール2アシスト、歴史的勝利」と見出しを打ち、「マドリード・ダービーで夢のデビューを飾る」と称賛。「しばらくの間、忘れられることのない一戦となるだろう」と伝えている。
また、ポルトガル紙「レコルド」はゴールに加え、前述のナチョを翻弄したドリブルや、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス相手に“マルセイユ・ルーレット”を仕掛けたシーンを抜粋して、その活躍を小刻みに詳報。現地時間では深夜3時にもかかわらず、試合後には「ジョアン・フェリックスとジエゴ・コスタのお祭り」と題して速報した。
世界的スターへの階段を上り始めたフェリックス。その活躍に、母国ポルトガルは大いに沸いているようだ。