「何もかも欠けていた」 惨敗レアル、7失点にジダン嘆き「本当に悪い試合の入りを…」
開始8分で喫した2失点を問題視 「こんな試合の入り方は決してやってはいけない」
レアル・マドリードは現地時間20日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)第3戦、アトレチコ・マドリード戦で3-7の惨敗を喫した。同都市のライバル相手の不甲斐ない戦いぶりに、ジネディーヌ・ジダン監督も試合後の会見で「何もかもが欠けていた」と嘆いたと、スペイン紙「マルカ」が報じている。
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スペイン代表MFマルコ・アセンシオが左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負ったレアル。彼の回復を祈るメッセージTシャツを着用して入場したイレブンだが、ピッチでのプレーぶりは酷かった。開始1分も経たずにスペイン代表FWジエゴ・コスタに先制点を許すと、アトレチコ得意の高速カウンターの餌食になってしまう。鳴り物入りで加入したポルトガル代表FWジョアン・フェリックスにもゴールを許すなど、前半だけで5失点を喫した。
「本当に悪い試合の入りをした。前半8分の時点で2失点を喫したのだから。我々には何かを変える反応がなかった。こんな試合の入り方は決してやってはいけない。我々は何もかもが欠けていたし、特に強度の部分がだ」
後半に入って、日本代表MF久保建英らを投入するなど流れを変えようとしたレアルは、個々が意地を見せて3点を返した。しかし、それと同時にアトレチコにも2ゴールを奪われており、モチベーションへの懸念を指摘する声が会見でも上がった。
「我々にはモチベーションがある。それについては疑いようがない。いいシーズンを送れるはずだ。我々は(マドリードに)戻って少し休む必要がある」
ジダン監督はこのようにも話している。ベルギー代表MFエデン・アザールの獲得に、久保ら次世代のエース候補も集結したなか、チームをどう成熟させるのか。アメリカ遠征3試合で計12失点を喫した守備の問題を筆頭に、ジダン監督が開幕前までにすべきことは多い。