インテルが指揮官の“愛弟子”ビダル獲得を計画か 3選手放出で補強資金を捻出と伊報道
ユベントス時代にコンテ監督と共闘 年俸9億円を用意か
イタリアの名門インテルは、新シーズンに向けてアントニオ・コンテ新監督の“愛弟子”をバルセロナから招く計画があるという。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は、3選手の売却を伴う補強を報じた。
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インテルはローマなどとの争奪戦の末、ユベントスでリーグ3連覇やイタリア代表監督を務めたコンテ氏の招聘に成功した。最優先事項がストライカーの確保にある一方で、中盤のキーマンとしてユベントス時代に重用したバルセロナのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルをチームに迎え入れたい意向があるという。
現状では中盤で多少の余剰人員と見られる放出候補がいる。それが、構想外を告げられている元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランに加え、ポルトガル代表MFジョアン・マリオと元スペイン代表MFボルハ・バレロの3人だ。
「コリエレ・デロ・スポルト」紙によると、インテルの計画はまず3選手の放出で確定した資金を拠出して、バルセロナに交渉を持ちかけることだという。ビダルに関しては買い取りオプションのついた期限付き移籍を提案する一方で、本人には750万ユーロ(約9億円)の年俸を用意する計画だという。この年俸額は、バルセロナで受け取っている金額をやや下回るものの、ほぼ同額だとした。
ユベントス時代、コンテ氏のチームの中盤は元イタリア代表の“マエストロ”アンドレア・ピルロをアンカーの位置でゲームメーカーとして起用し、インサイドハーフに元イタリア代表MFクラウディオ・マルキージオとビダルを配置するものだった。ビダルは神出鬼没に前線へ進出し、貴重なゴールも多く決めた。
コンテ監督のサッカーを熟知するビダルは、当然のようにイタリアでの実績は十分。インテルのビダル獲得計画は、放出と合わせて順調に進んでいくだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)