「疲れています」 名将ペップ、真夏の日本開催に懸念も「メンタルをより良いところに…」
強行軍のマンC、疲労はピークに… 「理想的ではない」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、26日に日産スタジアムで記者会見を行った。27日の「EUROJAPAN CUP 2019」横浜F・マリノス戦を控えるなか、暑さの厳しい日本での戦いについて懸念を示したが、そのうえで、「メンタルをより良いところに持っていくのに最適だ」と試合に臨む姿勢を明らかにした。
グアルディオラ監督率いるシティは24日に香港で同国1部傑志(6-1)と対戦し、25日夜に来日したばかり。27日に横浜FMと対戦し、その足で日本を発つという超ハードスケジュールをこなしている。
指揮官は現在のチームの調子を問われ、開口一番に「疲れています」と応えた。さらに「CMやマーケティングなど試合以外の活動もしてきた。気象のコンディションも理想的ではない」と続け、疲労を抱えるなかで湿度も高く、暑さも厳しい日本での戦いに懸念を示していた。
先日、グアルディオラ監督は代表戦も含めたサッカー界の過酷なスケジュールに対して、「選手を殺す気か!」と苦言を呈したと報じられていた。厳しい状況での戦いを強いられることは間違いないが、その一方で「いいチームと厳しいコンディションのなかで戦うことは、メンタルをより良いところに持っていくのに最適な方法だ」と前向きなコメントも残している。
名将ペップが作り上げたプレミア最強のシティ。日本のファンもそのプレーを間近で見ることを心待ちにしている。疲労はピークに達しているなか、同じシティ・フットボール・グループの“姉妹クラブ”である横浜FMとのフレンドリーマッチで、どのような戦いを見せてくれるのだろうか。
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(石川 遼 / Ryo Ishikawa)