神戸の元バルサMFが日本サッカーに言及 欧州と比較、“最大の違い”指摘「ここでは…」
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バルサと契約解消後に神戸と契約 スペイン人MFサンペールが日本サッカーを分析
今年3月にスペインの名門バルセロナとの契約を解消し、J1ヴィッセル神戸に加入したスペイン人MFセルジ・サンペールが、母国紙「スポルト」の取材に応じ、欧州サッカーと比較しながら日本サッカーについて言及した。
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現在24歳のサンペールはバルセロナBで研鑽を積み、2014年9月のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)APOELニコシア戦でトップチームデビューを飾った。バルセロナのスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツの後継者として期待を寄せられていたサンペールだが、武者修行として送り出されていたラス・パルマスで、18年1月に左足首の内側側副靭帯断裂と腓骨骨折。長期離脱を強いられて、その後にバルサ復帰を果たすも、今年から日本に新天地を求めていた。
スペイン紙「スポルト」でのインタビューで、欧州と比較したうえで日本サッカーについて問われると、サンペールは「非常に速く、ダイナミック。チームも非常に強い」と語る。また欧州と日本の“最大の違い”について聞かれ、次のように回答した。
「ここ(日本)では、ボールポゼッションが少なく、攻守の切り替え(トランジション)が多いので、より多くの機会が生まれる。だからゲームをコントロールするのが難しいんだ」
今季リーグ戦第20節を終えて、サンペールは11試合に出場。神戸加入1年目とあって「新しい選手が多く、スタイルに適応するのが難しい」と吐露した一方、「ここに来て約4カ月が立ち、非常に良い経験を積んでいる。全般的にここでの生活に満足しているし、サッカーも楽しんでいるよ」と徐々に溶け込んでいる様子を覗かせた。
チームは現在15位に沈むなど苦戦を強いられているなか、バルセロナのベルギー代表DFトーマス・ヴェルメーレンの獲得話が急浮上している。サンペールは第17節以降、出場機会のない状態が続いているが、反転攻勢を試みるチームのなかでさらなる活躍が期待される。