首位マンC撃破の革命家クロップはいかにしてリバプールを変えたのか? 

目を見張る圧勝劇

 この試合、リバプールは4-2-3-1のフォーメーションを導入し、1トップにMFロベルト・フィルミーノを配置した「偽9番システム」で臨んだ。

 試合は開始7分に動く。左サイドの高い位置でボールを奪ったMFフィリペ・コウチーニョが、ダイアゴナル・ラン(対角線への走り)でボックス左に抜け出したフィルミーノにパス。ボックス内に折り返しのクロスを入れると、相手DFのオウンゴールを誘発した。

 さらに前半23分、敵陣でルーズボールを拾ったフィルミーノが右サイドのスペースにドリブルし、ボックス内へグラウンダーのスルーパスを送ると、裏に抜け出したコウチーニョが左足で冷静に流し込み追加点。同33分には、ボックス付近でのMFエムレ・ジャンのヒールパスに抜け出したコウチーニョが、相手GKを引きつけ、フィルミーノのゴールをお膳立てした。

 前半終了間際に相手FWセルヒオ・アグエロに強烈なミドルシュートを決められ1点を返されるが、後半にもリバプールが追加点を奪い、ワールドクラスの選手を揃える首位クラブの息の根を止めた。シーズン序盤は停滞感から抜け出せなかったリバプールに、就任して間もないクロップ監督はいかにして改革を施したのか。

 

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