レアル久保、トップチーム昇格に活路か アセンシオ長期離脱で右サイド起用が浮上
残る1枠のEU圏外選手枠を巡り、同年代のFWロドリゴと一騎打ちか
レアル・マドリードの日本代表MF久保建英に、トップチームでプレーするチャンスが巡ってくるかもしれない。スペイン紙「AS」は、負傷したスペイン代表MFマルコ・アセンシオの長期離脱により、U-20ブラジル代表FWロドリゴ・ゴエスと久保に「扉が開かれるかもしれない」と報じた。
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アセンシオは現地時間23日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のアーセナル戦(2-2/3PK2)で左膝前十字靭帯及び外側半月板損傷の重傷を負った。ジネディーヌ・ジダン監督が右サイドのファーストチョイスに位置付けていたMFは、これにより2019-20シーズンを棒に振るかもしれない。現時点でレアルには新たな選手を補強する予定はなく、若手にチャンスを与えることになりそうだと「AS」紙は伝えている。
そこで期待をされるのが、ロドリゴと久保だ。当初、2人はスペイン3部に所属しているレアルBチームのカスティージャに登録され、国王杯などに出場してトップチームでの経験を積んでいく予定だった。
しかし、ロドリゴと久保はカナダのモントリオールで行われた合宿で、ジダン監督に好印象を与えている。ジダン監督は久保について、「彼はサッカーをする時、何も恐れるものがないようだ」とコメント。久保はアセンシオがプレーする予定だった右サイドでもプレーをしていた。一方、前所属のサントス、そしてU-20ブラジル代表でロドリゴは左サイドでプレーしていたが、ジダン監督はICCバイエルン戦では右サイドで起用している。
同紙は「アセンシオのポジションを埋める可能性は十分」と期待を込める。現時点でレアルには、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとブラジル人DFエデル・ミリトンがEU圏外の枠を使っており、残り1枠をロドリゴと久保が争うことになると見られている。
今夏、レアルで大きな話題となっている久保は、ポジション争いに勝ち、巡ってきたチャンスをものにできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)