クロップ監督、リバプールOBの“ベイル獲得推薦”を一蹴 「獲得するつもりはない」
レアル・マドリードで“構想外”となり、ベイルの去就報道が過熱
元イングランド代表MFポール・インス氏が古巣リバプールに対してレアル・マドリードで構想外のウェールズ代表FWギャレス・ベイル獲得を進言しているが、ユルゲン・クロップ監督は「チームは最高の個の集まりではない」と一蹴した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
ベイルは2013年にレアルへ移籍。4度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験するなど確かな実績を残している。18年のCL決勝で決めた華麗なオーバーヘッドシュートでのゴールもまだ記憶に新しい。しかし、昨季途中に復帰を果たしたジネディーヌ・ジダン監督の下では構想外となっており、放出候補の1人として連日、去就問題が報じられている。
古巣トットナムはベイルの復帰に関心を示しているが、高額年俸がネックとなりレアルを納得させるオファーが出せない状況。資金力を武器に中国クラブも獲得に動いているが、ベイルはレアルへの残留を希望しており、交渉が進展している様子はない。
そうしたなかで、リバプールOBの元イングランド代表MFインス氏は英ラジオ「BBCラジオ5ライブ」で「ベイルはお金ではなく、何かを勝ち取れるチームに行くべきだ」と語り、リバプールにベイルの獲得を進言していた。これがリバプールを率いるクロップ監督にも伝わったが、指揮官は非現実的な話だと一蹴している。
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