インテル移籍の“布石”? 渦中のマンUルカク、足首負傷でアジア遠征中のチームを離脱
スールシャール監督は「それほど悪いわけでもない」と軽傷を主張
インテルへの移籍が噂されているマンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表FWロメロ・ルカクは、現地時間25日に中国・上海で行われるトットナムとのプレシーズンマッチを前に足首負傷のためチームから離脱することが決まったようだ。英紙「デイリー・メール」が報じた。
先週、インテルから5400万ポンド(約73億円)のオファーがあったにもかかわらず、交渉が失敗に終わったと伝えられているルカクは、ユナイテッドのプレシーズンツアーに参加。しかし、パース、シンガポールに続いて上海でも試合に出場できる状態ではないことが発覚し、チームから先に離脱することが決まった。
とはいえ、オレ・グンナー・スールシャール監督は、ルカクをプレシーズンツアーに参加させる決断をしたことに満足していると主張。そのうえで、現在の状況を説明している。
「ルカクは完全にフィットすることができていない。彼はここ数日、理学療法士と別メニューに取り組んできたため、この試合にも間に合わない。もちろん重要なフィジカルトレーニングやチームを理解したり、戦術的なアプローチの機会を逃してしまうことは、決して良いことではない。なので、彼はあとで補う必要があるだろう」
またスールシャール監督は、取材陣から「遠征に帯同させ続けていたことについて、後悔はないか」という質問を受けると、「彼はトレーニング中に怪我をしていたので、ここにいなければならなかった。それもそれほど悪いわけではない。もしさらに悪かったら、我々は彼を家に送っていただろう。だけど、彼は理学療法士の下、動けていたんだ。だから後悔はないよ」と語り、そこまで状態が悪くないことを強調した。
チームを離脱することでインテルへの移籍も噂されているが、まずは怪我の療養に努めるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)