「呪われたピッチ」の悲劇… レアルMFアセンシオ、重傷の原因をスペイン紙指摘

レアル・マドリードMFアセンシオ【写真:Getty Images】
レアル・マドリードMFアセンシオ【写真:Getty Images】

好コンディションを維持していたアセンシオだが「このグラウンドは悪名高く…」

 レアル・マドリードは現地時間23日、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)でアーセナルと対戦し、2-2で迎えたPK戦の末に勝利を収めた。しかし、この日同点弾を決めたスペイン代表MFマルコ・アセンシオが負傷交代を強いられ、検査の結果、左膝前十字靭帯及び外側半月板損傷で、近日中の手術が決定している。スペイン紙「マルカ」は、プレシーズンで好調を維持していたアセンシオが重傷を負った原因について指摘している。

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 今季のアセンシオは、プレシーズンで期待を抱かせるコンディションを維持していた。同メディアによると、12分間に長い距離を走行し、直後に酸素摂取量を計測するという、フィジカルデータを得るための「クーパーテスト」において、チーム内で断トツの成績を残し、「彼の叩き出した数値にコーチ陣に唖然とした」と伝えていた。

 アーセナル戦では1-2で迎えた後半14分、パスワークの起点となっていたアセンシオが左サイドからグランダーのクロスをダイレクトで叩き込み、同点弾を決めた。しかし、その3分後の同17分、競り合いの際に膝を痛めてピッチに転倒。担架に運ばれそのまま途中交代した。

 天国から地獄に突き落とされる悲劇となった負傷について、記事では「アセンシオは、NFLの呪われたピッチに苦しめられた」と見出しを打って報じ、「不幸なことに、ピッチの被害に遭うことになった。ワシントン・レッドスキンズ(NFLのチーム)の本拠地であるこのグラウンドは悪名高く、気候と投資不足の負のコンビネーションで知られている」と酷いピッチ状態を説明した。

 試合が行われたフェデックス・フォールドは「NFL全体で5番目に悪質なスタジアム」と伝えており、「過去2年間でレッドスキンズが最も負傷者を出したことが物語っている」と指摘。NFLでも負傷者が続出するスタジアムとして知られていたと伝え、アセンシオもそれに巻き込まれる形となってしまったようだ。

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