デポルティボ柴崎、“完璧なコネクト能力”をスペインメディア絶賛 「日本の魔法」
新ボランチの創造力とゲームメーク力に現地も期待「融合できれば多大な貢献ができる」
日本代表MF柴崎岳は、今夏にスペイン1部ヘタフェから同2部デポルティボ・ラ・コルーニャへ完全移籍した。22日の入団会見では、「2部でも自分がやりがいのあるポジションでやることにした」と、ボランチ起用が決断の決め手の一つになったことを明かしていたが、スペインメディアも「日本の魔法」と称して大きな期待を寄せている。
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2018年10月以降、森保一監督率いる日本代表に継続招集され、中盤の軸の1人として君臨する柴崎だが、ヘタフェではコンスタントに出番を得られず、2018-19シーズンはリーグ戦出場7試合、プレー時間は計389分にとどまった。
そんななか、2018-19シーズンを2部リーグ6位で終え、昇格プレーオフを勝ち残れなかったデポルティボが柴崎に白羽の矢を立て、4年契約での完全移籍が成立した。
「ボランチで考えてくれていると聞いたので、2部でも自分がやりがいのあるポジションでやることにした。このクラブが常に僕を欲しがってくれていたのは事実。その熱意を感じて決めたのも一つの要因です」
22日の入団会見で柴崎は、昨季の冬の移籍市場から熱心にオファーを出してくれた点、ボランチ起用に魅力を感じたことを決断の理由に挙げていたが、新たに加わった27歳のゲームメーカーに地元メディアも注目。スペインメディア「エル・デスマルケ」は、「柴崎:エンジンルームのための日本の魔法」と見出しを打ち、中盤センターでの活躍を期待している。
「柴崎岳は2019-20シーズンのデポルティボにおいて4人目のニューフェイスとなった。彼にとってスペインで3番目のチームになる。柴崎はヘタフェでの2年間、魔法を示した。中盤に相応しい創造力、完璧なコネクト能力。これは通常のアジア出身選手のなかでは珍しく、他の選手と融合できればデポルティボに多大な貢献ができる」
スペイン4シーズン目、希代のゲームメーカーが新たな挑戦に挑む。
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(FOOTBALL ZONE編集部)