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日本で見せた“神対応”に海外反響 チェルシー主将の男気に「偉大な振る舞い」と称賛
バルサファンに囲まれたチェルシーファンに、サイン入りユニフォームをプレゼント
チェルシーは23日、埼玉スタジアムで行われたRakuten CUPでバルセロナと対戦し、2-1で勝利を収めた。19日に行われた川崎フロンターレ戦(0-1)から大きく改善されたパフォーマンスでビッグクラブ同士の対決を制したが、試合後に主将を務めたスペイン代表DFセサル・アスピリクエタが現地に駆けつけたファンに“神対応”を見せたことが海外でも話題となっている。
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19日に明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019で川崎と対戦。フランク・ランパード新監督の下、始動して間もないチェルシーは前半、ポゼッションを売りとする川崎を凌駕する華麗なパスワークを披露した一方、コンディションの仕上がっていないこともあって疲労の色が見え始め、最終的には後半42分にFWレアンドロ・ダミアンのヘディング弾に屈した。
川崎戦ではプレミアリーグ強豪クラブとしての威厳を見せられなかったチェルシーだが、23日のバルセロナ戦では大幅に改善されたパフォーマンスを披露。前半34分にFWタミー・エイブラハム、後半36分にMFロス・バークリーがゴールを奪い、2-1と競り勝った。バルセロナの新エース候補であるフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンも、アスピリクエタを筆頭とした最終ラインが見事に封じてみせたが、試合後の振る舞いにも注目が集まっている。
アスピリクエタが優勝トロフィーや景品などを授与された後、観客への挨拶回りのためにスタジアムを一周。その際、スタンドでバルセロナサポーターに囲まれたチェルシーサポーター2人を発見する。すると、アスピリクエタはその2人組に声を掛け、サポーターからサインペンを受け取ると、着用していたユニフォームにサインを記入し、そのまま手渡した。
まさしく“神対応”と言えるワンシーンに海外メディアも反応。米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー専門公式ツイッターは「偉大な振る舞い。2人の日本人チェルシーファンが多くのバルセロナファンに混じっていたが、女性ファンに対し、ためらうことなく試合で使用していたユニフォームを譲り渡した」と説明している。
2012年からチェルシーに在籍するアスピリクエタはこれまで、的確な判断力と安定したプレーでチームに貢献してきただけでなく、その人間性も高く評価されており、ジョゼ・モウリーニョ氏、アントニオ・コンテ監督(現インテル)、マウリツィオ・サッリ監督(現ユベントス)ら歴代の指揮官も厚い信頼を寄せてきた。現在キャプテンマークを託されているアスピリクエタだが、その人パーソナリティーが垣間見える場面となった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)