浦和一筋16年の鈴木啓太が現役引退を発表 「情熱にあふれた時間を過ごせて、最高に幸せでした」
生え抜きのダイナモが、静かにキャリアの幕を下ろす
浦和の元日本代表MF鈴木啓太が、今シーズン限りでの現役引退を発表した。
22日に行われたセカンドステージ最終節の神戸戦で、浦和は5-2で勝利。試合後に今季限りでの浦和退団が発表されていた鈴木のセレモニーが行われた。DF那須大亮とMF阿部勇樹という、同じ1981年生まれの2人から花束を受け取った鈴木は、5万2133人が来場したスタジアムで浦和サポーターに向かって挨拶。そして、今シーズン限りで現役を退くことを発表した。
「たくさんの方に支えられた16年間。浦和レッズの選手としてプレーできたことを本当に誇りに思っています。ありがとうございました。16年前、このクラブと契約した日のことを忘れることはできません。あの日から、浦和レッズの一員としての人生が始まり、たくさんの素晴らしい選手たち、たくさんの素晴らしい方々と一緒にサッカーをすることに恵まれました」
「この真っ赤に染まるスタジアムを離れる時が来てしまったのは、とても寂しいです。でも、この場所でリーグチャンピオンになり、シャーレを掲げ、アジアの頂点をつかみ、人生で最も情熱に溢れた時間をみんなと過ごすことができて、最高に幸せでした。
ここで、皆さんに報告があります。私、鈴木啓太は、今シーズンをもって、引退することを決断しました。どうしても自分の言葉で、ファン、サポーター、仲間、クラブスタッフ、浦和レッズに関わって下さっている皆様、僕の愛する人たちに直接伝えたくて、この場所で発表することにしました」
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