バルベルデ監督、激戦区のバルサ中盤は“テスト中” 「どの選手を使うか試しているところ」
日本ツアーでチェルシーと親善試合 27日には神戸と対戦
スペインの強豪バルセロナは、23日に埼玉スタジアムで行われたイングランドの名門チェルシーとの親善試合に1-2で敗れた。エルネスト・バルベルデ監督は、南米選手権に出場した主力が不在のなかで、あくまでもテストを強調した。
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バルセロナはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョらコパ・アメリカ(南米選手権)参戦組が、日本遠征のメンバーには含まれなかった。
そうしたなかで、バルベルデ監督はチェルシー戦のハーフタイムに11人を全員交代。多くの若手選手が出場機会を得たが、指揮官は「今日プレーしたなかには、本来のポジションでプレーできなかった選手もいる。違うプレーをしてもらったなかで、良いプレーをした選手もそうでない選手もいた。見ていたのはバランスを取れるかということと、本来の攻撃的なポジションに戻った時に良いプレーをできるかを試した」と、その起用法について話した。
そして、新シーズンに向けてオランダの名門アヤックスから加入したMFフレンキー・デ・ヨングは後半から途中出場し、バルセロナの“デビュー”を飾った。スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツや、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチも含め、競争の激しいのは中盤だという考えを示している。
「南米選手権で良いプレーをして休んでいる選手もいる。良い中盤が揃っているので、どの選手を使うか試しているところだ。ラキティッチはここ2年間、重要な選手だった。今年もそうであるかはこれから。自分のポジションを懸けた競争がある。彼のプレーを見ていかないといけない」
後半アディショナルタイムに一矢を報いるミドルシュートを決めたラキティッチも、競争の中にあるという姿勢を崩さなかった。公式戦のスタートまで1カ月弱で迎えた日本ツアーは27日にヴィッセル神戸との対戦が控えるが、そこでも若手選手を含めた競争とテストの場という捉え方には変わりがなさそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)