乾貴士、ベティスでの現状をスペイン紙分析 オサスナとマジョルカがオファーも破談か
「ムンド・デポルティーボ」紙は「ベティスに乾の居場所はない」と厳しい評価
日本代表MF乾貴士は、昨季期限付き移籍していたアラベスへのレンタル期間が満了し、保有元のベティスに戻ってプレシーズンを過ごしている。しかし、31歳のアタッカーが置かれている環境は複雑なようだ。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によれば、昇格組のオサスナとマジョルカからオファーがあったなか、破談になったという。
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乾は昨季、3年間を過ごしたエイバルから古豪ベティスへ移籍。しかし、出場機会をつかめず、アジアカップ期間中の今年1月にアラベスへの移籍を決断し、リーグ戦12試合2得点の成績を残した。
今季は2021年6月まで契約を結ぶベティスに戻り、キャンプを過ごす様子を自身の公式インスタグラムでもアップしていたが、リヨンからフランス代表MFナビル・フェキルを獲得し、買い取りオプションを行使したアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソと23年まで契約するなど、乾は厳しいアタッカーのポジション争いに直面。「ムンド・デポルティーボ」紙は、「ベティスにタカシ・イヌイの居場所がないのは明らかだ」と分析している。
「それは彼がクオリティーがない、あるいは良い選手ではないからではない。セビリアとベニート・ビジャマリン(ベティスの本拠地)への適応がまだ完了していないからだ。乾のセビリアでのパフォーマンスは予想を下回っている」
記事によれば、今季リーガ1部に昇格したオサスナやマジョルカからオファーが届くも、破談に終わったという。ベティスは移籍金400万ユーロ(約4億8000万円)を要求しているようだ。
果たして乾は今季、ベティスでシーズンを過ごすのか、それとも新天地を求めることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)