英雄マラドーナに誘われ… 元アルゼンチン代表MFが“レアル移籍拒否”の過去明かす
キリ・ゴンザレス氏が母国の強豪ボカ移籍を振り返る 「かけがえのない経験」
現役時代バレンシアやインテルなどで活躍した元アルゼンチン代表MFキリ・ゴンザレス氏は、過去にレアル・マドリードへの移籍が決まる直前まで進んでいたものの、当時、母国のレジェンドである元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏から誘われたことでボカ・ジュニアーズに移籍したことを告白。「彼と一緒にボカでプレーできたことはかけがえのない経験だった」と振り返った。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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キリ・ゴンザレス氏は、92年に地元のロサリオ・セントラルでプロキャリアをスタート。日に日にピッチ上で成長を示していくと、ついには欧州の強豪であるレアルから声がかかった。当時のことをアルゼンチンのテレビ局「TyCスポーツ」で振り返っている。
「(元アルゼンチン代表MF)フェルナンド・レドンドにばったり会った時に、私は『移籍の準備はできている』と伝えたよ。そしてジュネーブで行われたレアルのプレシーズンのツアーに参加したんだ。僕はロサリオ・セントラルでプレーしていた時、レアルで誰がプレーしているかさえ知らなかった。なぜならテレビが故障していたからね」
しかし、この移籍を止めたのが、何を隠そうマラドーナ氏だった。この出会いがボカへの移籍へとつながったと明かしている。
「レアルとサインすることになっていたので、事前契約書が送られてきた。だけど、ディエゴ・マラドーナが働きかけてくれて、代わりにボカ・ジュニアーズと契約するように言ってきたんだ。まだ20歳だったので、ボカが私に興味を持っていると聞いて心が踊るようだったよ。だからこそ、僕はレアルとの契約を拒否してアルゼンチンに留まることになった。ディエゴは、いつも私を尊重してくれた。彼と一緒にプレーできたことはかけがえのない経験だったよ」
その後、サラゴサやバレンシア、インテルでプレーすることになったキリ・ゴンザレス氏。マラドーナ氏との出会いが、アルゼンチンを代表する選手になるきっかけとなったのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)