“久保主義”が世界中に浸透 レアル贔屓紙が熱狂ぶりに言及「局所的なブームではない」

日本だけでなく、スペインなどでも注目を集める久保建英【写真:Yukihito Taguchi】
日本だけでなく、スペインなどでも注目を集める久保建英【写真:Yukihito Taguchi】

レアルデビューを果たした久保に世界中から熱視線「タケのプレーぶりは想像以上だった」

 レアル・マドリードは現地時間20日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)でバイエルンに1-3で敗れたものの、ブラジル人MFロドリゴや日本代表MF久保建英が好プレーを見せたことは海外でも評価されている。日本だけでなくスペインなどでも注目が集まる久保の現状について、クラブの贔屓紙で知られるスペイン紙「マルカ」はレアルを象徴する概念である「マドリディスモ(マドリード主義)」に語呂を合わせて、「クビスモ(久保主義)」という表現で特集している。

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「タケのプレーぶりは想像以上だった。彼が後半に見せたファーストタッチは一気に加速し、彼が内気なプレーぶりで終わるつもりがないことを示した」

 このように記した同紙は、久保への反響が日本国内、そしてその外でも大きいことをこう報じている。

「日本に1カ月間巻き起こっている『クビスモ』は、国境を越えて日本で真っ先に起こっている。しかし彼をプレーヤーとして注目するのは、もはや単なる局所的なブームではない。タケのプレーぶりは世界中で注目を集めている」

 記事ではJリーグや今回の移籍の経緯、そしてコパ・アメリカ(南米選手権)でのプレーぶりや2020年東京五輪に向けてのキーマンであることに触れている。また、スペインメディアがどのように久保を評価しているのか日本の報道陣が知りたがっている点、自分自身の報道について自粛してほしいとの願いを発したことなど、過熱している状態についても言及している。

 スペイン代表DFナチョが「クボは僕たちよりもスペイン語を上手く話しているよね」とジョークを口にするなど、チームに溶け込んでいる久保。そのフィーバーぶりはどこまで続くのだろうか。

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