久保建英は「ワンダーキッド」 レアル初陣の絶妙足技に脚光「何者か目の当たりにした」
ゴールライン際でバイエルンMFデイビスを翻弄する巧みなテクニックを披露
日本代表MF久保建英は、現地時間20日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)初戦のバイエルン・ミュンヘン戦(1-3)で後半から出場し、レアル・マドリードでのデビューを飾った。堂々たるプレーで会場を沸かせたが、ドイツ王者バイエルンのカナダ代表MFを翻弄する足裏テクニックが海外メディアで注目を浴びている。
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レアルは前半15分、バイエルンのフランス代表MFキングスレイ・コマンに右サイドを崩され、フランス代表MFコランタン・トリッソに先制点を奪われた。劣勢のレアルは後半から11人を総入れ替えし、新戦力のMFロドリゴやフランス代表DFフェルランド・メンディらを投入。「背番号26」を背負った久保もその1人としてピッチに立ち、“白い巨人”でのデビューを飾った。
久保は後半のキックオフ早々、ハーフウェーライン付近からの縦パスを受けると、相手2人に囲まれるも巧みなタッチで局面を打開し、すぐさま観客の目を引き付けた。さらに後半17分には、敵陣中央でボールを受けた久保がスルーパスを送り、ブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールのチャンスを演出。何度もボールに触るなど上々のデビューを飾った。
すでに23日のアーセナル戦に向けてワシントンD.C.入りしているが、レアル公式ツイッター日本語版は「久保のこのボールさばき…」と綴り、一本の動画を公開。映像ではバイエルンのカナダ代表MFアルフォンソ・デイビスと球際で競り合い、ゴールライン際で一足先にボールに触ると、左足裏で巧みにコントロールし、同じ18歳の相手をいなしてみせた。
英メディア「caughtoffside」は、「レアル・マドリードのワンダーキッド、久保建英がプレシーズンの親善試合でバイエルンのスターを撃破」と見出しを打ち、「なぜ彼が周囲から注目されるのかを示した。試合には敗れたが、結果にかかわらずレアルファンは興奮せずにはいられなかった。ヤングスターの久保が何者か、ついに目の当たりにしたからだ」とマドリディスタの興奮を伝えている。