チェルシー新加入MF、“前エース”アザールとの比較に苦言 「彼は驚異的な選手だが…」
アメリカ代表MFプリシッチが新シーズンに向けて闘志 「インパクトを残したい」
アメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチは、今季からチェルシーでプレーすることになった。チームのエースだったベルギー代表MFエデン・アザールがレアル・マドリードへ移籍したことで、プリシッチはその後継者と見られてきた。しかし、プリシッチは「比較されるためにここへ来たわけではない」と語ったと、英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
ドルトムントの下部組織育ちのプリシッチは、今年の1月に5760万ポンド(現在のレートで約78億円)の移籍金でチェルシーへの移籍を決めた。2023-24シーズン終了までの契約期間だったが、昨シーズン終了時まではレンタルという形で、そのままドルトムントでプレーを続けた。
今夏、補強禁止処分が下されているチェルシーにとって数少ない新加入選手となったプリシッチは、19日に行われた川崎フロンターレ戦(0-1)に後半途中から出場。シーズン開幕に向けて順調に調整を続けている。
そのプレシーズン中に「スカイ・スポーツ」の取材に応じたプリシッチは、エースだったアザールの代役と見られていることに対して苦言を呈している。
「僕は比較されるためにここへ来たわけではない。エデンが素晴らしいのは一目瞭然で、昨シーズンの彼を見れば分かるように非常に良くやっていた。それは彼が、ここにいたすべての時間でそうだったと思う。彼は驚異的な選手だ。ただ僕は、僕自身としてやってきた。自身の力を証明するため、そしてこのチームを助けるため可能な限りベストを尽くす」
20歳となったプリシッチは自分自身のスタイルを貫いて、チェルシーで活躍することを誓った。「僕はピッチ上で、できる限りのインパクトを残したい」と主張。新チームでの活躍に闘志を燃やしているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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